【京都市:ベルロオジエ様】至福の食体験を提供するミシュラン二つ星チャイニーズ
2024.10.07 / 84 view
「関ヶ原たまり」を活用してくださっている飲食店様を訪ね、ご紹介するシリーズ企画。
当社は小さな醸造メーカーですが、お店固有の味、ひいては人々の大切な命を支えていることに誇りと使命を感じます。ご縁やつながりに感謝してめぐる「たまり旅」、どうぞお楽しみください。
京都・四条河原町交差点から南へ徒歩すぐの場所に建つ商業施設「GOOD NATURE STATION」。その中に「ミシュランガイド 京都・大阪2024」で2年連続二つ星に輝いた〈ベルロオジエ〉さんがあります。
兵庫県の自然豊かな地域で生まれ育った岩崎祐司シェフは高校卒業後、料理人としてのキャリアをホテルの広東料理店でスタートさせました。研鑽を積んだ10年の間に「おいしい料理をつくるには、おいしい料理を知らなくては」と、さまざまな店を食べ歩き、独学でフレンチやイタリアンの勉強も重ねたといいます。そうして磨いた技術と感性を発揮すべく、2014年に芦屋・苦楽園に〈ベルロオジエ〉を開業。チャイニーズ・ガストロノミーという新潮流の料理で瞬く間に人気店となり、2019年に現在の場所に移転しました。
▲目の前で繰り広げられる調理風景は極上のエンターテイメント!
店内に足を踏み入れると、そこは黒を基調にした非日常の世界。スポットライトがオープンキッチンに並ぶ食材や器、スタッフの姿を照らし出します。その日、居合わせた数組だけで共有する特別な時間にワクワクが止まりません。
▲お花畑を思わせるフォアグラ最中。丁子で香りの演出も
期待通り、供される多皿構成の料理は驚きと感動の連続でした。食材を自在に扱い、独創的なプレゼンテーション、味わいで楽しませてくれる品々はイノベーティブでありながら、主軸はあくまでも中国料理。五感をフル稼働した後に腑に落ちる感覚が新鮮で、唸らされます。
▲どの料理も、複雑で細かい工程を経て生み出されています(写真左/酢豚、写真右/冷麺)
たとえば、なじみ深い餃子も岩崎シェフが分解・再構築すると、味わいを何層にも重ねた繊細かつ美しい一品に。他にも、シグネチャー料理のフォアグラ最中、メインのステーキ、シメの冷麺、デザートのマンゴープリン・・・思い出すだけで笑みがこぼれる、すばらしい食体験となりました。
▲写真左から揚げ点心、餃子、魚料理、マンゴープリン
ところで、「関ヶ原たまり」はどのように活用されているのでしょうか。失礼を承知で聞いてみたところ、味わいの核となるジャンなどのかくし味に取り入れてくださっているとのこと。たまり=和食のイメージを軽やかに超えたご活用が大変うれしく、また同時に身の引き締まる思いがしました。
まるで1つの舞台を楽しむような唯一無二の体験ができる“劇場型”レストランの〈ベルロオジエ〉さん。コース内容は四季折々に変わるそうなので、次回はぜひ違う季節に訪れたいと思います。
店舗情報
- ベルロオジエ 様
- 京都府京都市下京区河原町通四条下ル二丁目稲荷町318-6 GOOD NATURE STATION 2F
- https://www.vel-rosier.com/