日々たまり

【名古屋市:わたしのおべんと。様】おいしさとワクワクがぎっしり。人に話したくなるお弁当

2025.03.21 / 181 view

「関ヶ原たまり」を活用してくださっている飲食店様を訪ね、ご紹介するシリーズ企画。
当社は小さな醸造メーカーですが、お店固有の味、ひいては人々の大切な命を支えていることに誇りと使命を感じます。ご縁やつながりに感謝してめぐる「たまり旅」、どうぞお楽しみください。

▲店内は、グレーが基調のおしゃれでアットホームな空間


うららかな春の訪れを感じる3月初旬、「たまり旅」の行き先に選んだのは、名古屋市熱田区の住宅街に昨夏オープンした〈わたしのおべんと。〉さん。開店の午前11時と同時に、買い物客の方が次々と店内に吸い込まれていきます。みなさんのお目当ては「見て楽しく、食べておいしい」「パッケージも可愛くておしゃれ」「ボリュームも満足」とSNSで評判のお弁当。商品はすべてその日の朝、店奥の厨房で手作りされたもので、10種類ほどの定番と日替わりが並ぶほか、好みのボックス惣菜を自由に組み合わせて作るカスタム弁当コーナーもあります。

▲カスタム弁当用のボックス惣菜は15種類あり、最大3,000パターンの組み合わせが作れます(4個入り1,320円・6個入り1,980円)。まもなく「関ヶ原たまり」を使ったチーズケーキとプリンが登場予定


「繁華街やビジネス街から少し離れた場所にあるので、このお店ならではの体験価値を作ろうと思って。また食べたくなるおいしさと、短い滞在時間でも味わえるワクワク感を追求しました」。そう話すオーナーの岩田光正さんは、日本料理店に8年間、居酒屋に7年間勤めた後、2017年に独立し、刈谷市や名古屋市で飲食店3店舗を手がける気鋭の社長。コロナ禍で経営が厳しい時期もありましたが、その経験をエネルギーに換え、新たなチャレンジとして4つ目の店舗〈わたしのおべんと。〉をオープンしました。

▲関ヶ原たまりで差別化を図っているという人気の「のりべん(1,059円)」と「サバ塩焼き弁当(1,383円)」


看板メニューは、おかずがぎゅぎゅっと詰まった「のりべん」。白身魚フライはふんわりと柔らかく、ちくわの磯辺揚げも煮卵もひと味違うおいしさ。そして食べ進むと、ふっくらツヤツヤしたご飯と海苔、おかかが現れます。実はこの海苔にひと手間、刷毛で「関ヶ原たまり」が塗られているとのこと!添えられた調味料容器の中身も「関ヶ原たまり」です。

「シンプルなのりべんを他社と差別化するにはどうしたらいいだろうと、食材探しに奔走する中で、関ヶ原たまりに出会いました。角のないまろやかな味わいの中に、十分なコクと旨みがあって、ご飯や海苔、おかずを包み込む力がある。試食してこれだ、と思いました。関ヶ原醸造さんの本社を訪ねたことも大きかったですね。山田社長から会社の歴史や作り手としての思いを伺って、そういう大切なものを次代へ繋ぐ一助になりたいなと考えました」と岩田さんは振り返ります。

▲ツヤと香りを楽しめる愛知県産の海苔をご飯に重ね、「関ヶ原たまり」をたっぷりと


果敢な行動力や、醸し出すポジティブオーラからは想像しづらいのですが、実は岩田さん、中学生の頃は複雑な家庭環境の影響で無気力少年だったとか。「板前になったのは消去法の選択で、自分が何者なのか、どんなことをしたいのか分からず、ただただ苦しい日々でした。ターニングポイントは23歳の時。カリスマ経営者として知られる渡邉美樹さんの著書を読んで、自分の中に渦巻いていた劣等感やモヤモヤした感情がリセットできたんです。絶対に経営者になろうと夢を持てた瞬間でした」。そこから仕事に対するギアが変わり、さまざまな出会いにも恵まれて現在に至るというのですから、岩田さんにとって過去に悩み苦しんだ歴史はマイナスではなかったかもしれません。「わたしのおべんと。のオープンはあくまで夢の途中です。目指すは年商50億円企業になること」。そう明言する岩田さんから、大いに刺激をいただきました。

▲オーナーの岩田光正さん


すでに固定ファンがつき、遠方から足を運ぶ人や予約注文も増えている〈わたしのおべんと。〉さん。これからの季節はぜひ、お気に入りのお弁当を買い求めて花見や行楽に出かけてはいかがでしょうか。3万円以上の注文で名古屋市内への配達も可能とのことなので、イベントなどの集まりにもおすすめです。

店舗情報

わたしのおべんと。様
愛知県名古屋市熱田区南一番町18-16
https://www.instagram.com/_wataben_/?igsh=aWFjMjYwdWJlZGd0